中古で買って時からずっとついてたチェーンだが、最近走行中にジャラジャラ音がしている。
「久しぶりにしっかりメンテするか」と思ってウエスにエンジンオイルつけて拭ったら...
大変なことになっていた。
別に普段から軽く注油はしていたので大丈夫だろうと思っていたが、予想よりもダメージがあった。
キンクもすごいし、このタイミングでチェーンと前後スプロケットを交換するか。
...とその前にセローのリアスプロケットに関しては少し補足したいことがある。
(くっそ汚くて草)
↑の写真は純正品だが、実はこれダンパー付きなので結構特殊なスプロケットであり、社外品含めても選択肢が相当限られてしまう。
またそのせいか、純正品でさえ18000円と高額であるため、交換をためらっている人もいるのではないだろうか。
少なくとも自分はためらった。
それで色々と探していたら、セロー225のスプロケットが5000円程度と安かったので何とかこれを付けたい。
だがこれはダンパーが無いため、厚さを調整する為にスプロケットアダプターをかませる。
これによりダンパーの無いスプロケットを装着することができるようになり、長期的に見れば交換費用が安くなるため今回導入した。
ちなみに、フロントスプロケットとチェーンに関しては特にこだわりは無かったが、耐久性が高そうなサンスターにした。スプロケ丁数やチェーンリンク数も純正のままとした。
サンスターって歯磨き粉作ってる会社のイメージがあったから意外。
セローはパワーも無いのでクリップタイプで十分だと思う。
前置きが長くなったがそれでは取り付けていこう。
必要なもの
<工具>
- メンテナンススタンド
- トルクレンチ
- ソケット(30mm、19mm)
- メガネレンチ(22mm、19mm)
- スピンナーハンドル(50cmくらいあった方がいい)
- チェーンカッター
- ウォーターポンププライヤー
- ハンマー
- マイナスドライバー
- ペンチ
<消耗品>
- ロックワッシャー(品番:90215-23265)
1.フロントスプロケットを緩める
まず、フロントスプロケットは必ずチェーンが着いている状態で緩めること。
ギア止めだけではナットを緩められない。
フロントスプロケットカバーを外す。
ナットの外側にあるロックワッシャーのタブを、マイナスドライバーとハンマーで叩いて寝かせる。
30mmソケットでナットを緩める。
かなりのトルクが要るのでスピンナーハンドルはできるだけ長めの物をオススメする。
ギヤ止め+シートに座って体重掛けながらフロントブレーキしてやっと緩んだ。
この時点ではまだスプロケットは外さない。
2.チェーンを切断する
切断すると言っても火花を散らしながらするわけではなく、チェーンのリンクを繋いでいるピンを外してリンクを外す。
他のDIYしてる方々の記事を見てると、さも一家に一台あるのが当然の如くディスクグランダーを出してきてチェーンの頭削りだしててこわい。
どうなってんだよこの界隈。
チェーンガードを外す。
こちらのチェーンカッターを使う。
チェーンカッターをピンにあてがってネジを締めていくと、ネジの先端がピンを押し出してくれる。
これでピンが外れる。思ったより簡単だった。
ピンが取れたのでチェーンを外す。
3.リアスプロケットを交換する
リアホイールを外し、スプロケットのロックナットを外す。
泥だらけだな…
スタッドボルトとロックナットはまだ使えそうだったので交換はしない。
スプロケットアダプターとリアスプロケットを取り付ける。結構いいじゃん。黒いと汚れが目立たなくてすき。
ワッシャーも忘れずに。
4.フロントスプロケットを交換する
先程緩めたナットを外し、ロックワッシャーと新しいスプロケットを入れる。
5.新しいチェーンをインストールする
新品のチェーンは防錆としてグリスがベッタベタについてるのでチェーンクリーナーで拭き取っておく。
チェーンをスプロケットに通し、リンク同士が隣接させておく。
付属のリンクキットに入ってるグリスをリンクに塗りたくり、Oリング入れてプレートで圧入する。
プレートを圧入するとピンの溝が見えてくるのでクリップをはめる。
クリップは開口していない側を進行方向側に取り付ける。
(写真取っとけばよかったなぁ...)
6.フロントスプロケットを締める
外した時と逆の要領で、シートにまたがりフロントブレーキをかけながらトルクレンチで締めていく。
これコスパよくておすすめ。
最後にウォーターポンププライヤーでロックワッシャーのタブを折り曲げて終了。
タブは2つあるがナットの面と平行なタブの方を1つ曲げるだけでOK。
最後に試走。新車と同じくらいスムーズな走りになりとても満足。